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裸で寝るデメリットは?睡眠の質を上げるパジャマの選び方も解説

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睡眠Dr. 編集部

睡眠の質を上げる健康医療メディア睡眠Dr.の編集部です。いびき治療や睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治し方、睡眠の質を良くする方法、睡眠障害(不眠症、ショートスリーパー、ナルコレプシー、過眠症)についてなど、睡眠のエキスパート達によって執筆されるコンテンツは、医学的根拠に基づいて作成されています。

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  3. 寝る時の適正温度は何度?快眠できるエアコンの使い方と電気代

下着や裸で寝ると得られる3つのメリット

ベッドで眠る女性

下着や裸で寝ると得られるメリットは、以下の3つが考えられます。

  • ・リラックス効果が得られる
  • ・開放感がありストレス解消につながる
  • ・寝返りが打ちやすくなり身体によい影響が得られる

具体的に解説します。

リラックス効果が得られる

下着や裸で寝るとシーツやタオルケットの感触を直に感じられるので、リラックス効果が得られます。

布団に入ると「気持ちいい」と感じる人が多いのではないでしょうか。「気持ちいい」と感じているときは、身体がリラックスしています。
リラックスできれば、寝つきもよく、質のよい睡眠がとれるといえるでしょう。

開放感がありストレス解消につながる

何も身に着けない、または最低限の下着のみ着用することで、衣類の締めつけがなくなり開放感が得られます。
仕事が終わるとネクタイを緩めたり、帰宅してベルト付きのスーツからウエストがゴムになっているズボンにはき替えたりする人もいるでしょう。
締めつけのない衣類に着替えたときに、開放感ですっきりした気持ちになります。

夜寝るときも同様に、衣類による締めつけから解放することでストレスを解消し、ぐっすり眠れるようになります。

寝返りが打ちやすくなり身体によい影響が得られる

人は、寝ている間20回前後寝返りを打っていると言われており、以下の効果があるとされています。

血流が滞るのを予防する

    • 寝ている間に身体を動かさないまま何時間も過ごしていると、血流が滞ることで筋肉がこわばったり、肩こりや腰痛を引き起こしたりします。

布団内の温度や湿度を調節する
適度に寝返りを打つことで、布団と身体に隙間ができ熱や湿度を逃がして適温を保っています。

床ずれを防止する
床ずれは、同じ姿勢のまま何時間も過ごすことで、同じ部位に体重がかかり過ぎることでできる傷を指します。
寝返りを打つことで身体を動かし、同じ部位に長時間体重がかからないようにすることで、床ずれを予防しています。

下着や裸で寝ることで身体の動きを遮るものを最低限にでき、寝返りが打ちやすくなると考えられます。パジャマや部屋着を着用して寝るよりも、上記の効果は得られやすいといえるでしょう。




下着や裸で寝ることによる3つのデメリット

悩む女性

下着や裸で寝ることで考えられるデメリットは、以下の3つです。

  • ・体温が下がりすぎることで体調不良になる危険性がある
  • ・汗や皮脂で寝具が汚染されやすい
  • ・自身や災害などの緊急時に対応が遅れる可能性がある

デメリットのなかには、健康に影響を及ぼすものもあるため、確認しておきましょう。

体温が下がりすぎることで体調不良になる危険性がある

下着や裸で寝ることで体温を必要以上に下げてしまい、血流が滞ります。
血流が滞ると、以下の症状がみられます。

  • ・肩こり
  • ・腰痛
  • ・風邪を引く
  • ・冷え性になる

特に体温が下がると、免疫機能が低下するため細菌やウイルスと戦う力が弱まることから、感染症を起こす危険性が高まります。

下着や裸で寝る場合は、布団で適度に保温できるよう工夫しましょう。

汗や皮脂で寝具が汚染されやすい

寝ているときでも汗をかくため、シーツや布団に直接肌が触れることから、汗や皮脂で寝具が汚染されやすいです。

汗や皮脂で汚染された寝具は、雑菌やダニが繁殖しやすく、そのまま使用を続けると肌トラブルやアレルギー反応を起こす可能性があります。
ダニは、人の肌を刺すため湿疹やかゆみを引き起こす原因になるからです。下着や裸で寝ると、ダニと肌が直接当たることになるため、さらにトラブルを起こしやすい状況だといえます。

パジャマを着用し過度な肌の露出を避け、上記のようなトラブルを予防しましょう。

地震や災害などの緊急時に対応が遅れる可能性がある

下着や裸で就寝中に地震や火災が発生した場合、避難するためには服を着用しなければならず、対応が遅くなる可能性があります。

地震や水害が多くなっている昨今は、夜寝ている間に災害が起きた場合、そのまま避難できるようなパジャマも販売されています。

防災の観点から、下着や裸で寝ることはデメリットといえるでしょう。




寝るときは裸よりもパジャマがおすすめ

快眠する女性

夜寝るときの服装は、パジャマがおすすめです。パジャマは、寝るときだけに着用するため、以下のような寝心地を快適にする設計がされているからです。

  • ・身体を締めつけずゆったりしたデザイン
  • ・触り心地のよい素材を使用している
  • ・過度な装飾がなくシンプルで眠りの邪魔をしない

他にも汗を吸収したり、体温を適切に保ったりするなどの役割も担っており、体調管理に適しています。

「寝る用にパジャマを用意しなくても、部屋着で十分」「服を着ると窮屈に感じて眠れない」と考えている人は、ぜひ一度パジャマを試してみてください。心地よく質の高い睡眠がとれるでしょう。




パジャマで寝るのをおすすめする3つの理由

パジャマ姿でストレッチをする女性

パジャマで寝ることをおすすめしている理由は、以下の3つです。

  • ・入眠儀式の一環となり寝つきやすくなる
  • ・汗を吸収してくれる
  • ・身体を適温に保つ

それぞれについて、詳しく解説します。

入眠儀式の一環となり寝つきやすくなる

パジャマは、寝るときのみ着用するものであり、寝る前に着替えることで「これから寝る」と無意識に気持ちが切り替わります。

上記のような寝る前のルーティンは「入眠儀式」と呼ばれ、活動モードから睡眠モードに切り替えられることで寝つきをよくする、睡眠の質を向上させる働きがあります。
パジャマは着替えるだけでよいため、睡眠儀式の一環として取り入れやすく、着心地のよいものはリラックス効果も高いです。

入眠儀式として取り入れやすい行動やアイテムとしては、以下のようなものがありますので併せてご確認ください。

  • ・寝る2~3時間前にゆっくりお風呂に浸かる
  • ・雨や風などの自然音やオルゴールなどゆったりした音楽を聴く
  • ・ストレッチをして筋肉を適度に伸ばす
  • ・アロマオイルを焚く

いずれも身体のリラックスを促す効果があり、入眠儀式として最適です。パジャマとともに取り入れてみてはいかがでしょうか。

汗を吸収してくれる

夜寝ている間、200~500mlほどの汗をかくため、パジャマを着用することで汗を吸収し快適に眠れます。
睡眠中に発汗するのは、深い眠りに入れるよう体温を下げるためです。人は体温が下がると眠気を感じ、寝ている間は体温が低い状態を維持しています。

質のよい睡眠をとるためには汗をかくことは重要であると言えます。

汗をかいていると、ベタベタで夜中に目が覚めてしまうこともあるのではないでしょうか。パジャマは汗を吸収しやすい素材を使用しているものが多く、汗をかいても快適に眠れます。

身体を適温に保つ

パジャマを着用することで、必要以上に体温を奪われないため、適切な体温を維持できます。
人の身体は体温が下がるときに眠気を感じますが、下がりすぎてしまうのも健康上以下のような影響が出ます。

  • ・免疫機能が低下する
  • ・血流が悪くなる

下着や裸で寝てしまうと、露出している肌の面積が広く、よりたくさんの熱が奪われてしまい体温が下がりすぎてしまうおそれがあります。

パジャマは、適度に体温を維持する役割も担っており、体調管理にも役立ちます。




睡眠の質を上げるパジャマを選ぶ3つのポイント

虫眼鏡を持った女性

パジャマには、様々な素材やデザインがあり、自分に合うものを選ぶのに悩んでしまうこともあるでしょう。
以下にパジャマ選びのポイントを3つ紹介します。

  • 好みの素材で選ぼう
  • 締め付けの少ないデザインを選ぼう
  • 身体にちょうどよいサイズを選ぼう

上記のポイントを確認して、自分に合ったパジャマを選びましょう。

好みの素材で選ぼう

パジャマの素材には、綿や麻、シルクなどが使われているものが多いです。
以下にそれぞれの素材の特徴を表にまとめましたので、ご参照ください。

素材 特徴
綿 ・吸水性に優れており汗を吸収しやすい
・肌触りが柔らかい・保温力と通気性があり冬は暖かく、夏は涼しい
・水分を吸収すると繊維が太くなり乾きにくくなる
・シワになりやすい
・強度がある・通気性に優れている
・熱の伝導性が高く涼感を得られやすい
・乾きやすい・伸びにくいためシワができるとなおしにくい
シルク ・光沢があり見た目が上品
・綿よりも吸水性に優れている
・通気性がよい
・生地同士の摩擦が少なく静電気が起きにくい

夏は汗をかく量も増えるため、吸水性に優れた綿やシルク、または通気性に優れた麻素材がよいでしょう。
冬は保温効果の高い綿やシルク素材がおすすめです。

また、寝返りが打ちやすいように伸縮性のあるストレッチ素材が含まれているパジャマもよいでしょう。

締めつけの少ないデザインを選ぼう

続いて、パジャマのデザインは締めつけの少ないデザインがおすすめです。以下に例を挙げます。

  • ・上下一体型
  • ・足首やウエストなどにきついしぼりやゴムが入っていない
  • ・ボタンやリボンなどの装飾がついていない

上下一体型は、ウエストを締めつけないためおすすめですが、寝返りを打つと下半身が露出してしまう可能性があります。
また、袖口にしぼりがついているとかわいいデザインに見えますが、寝返りを打ったときにしぼり部分が腕や足に引っかかってしまうかもしれません。
さらに、ボタンやリボンなどの装飾がついていないパジャマにしましょう。例えば半袖の袖口にボタンがついているパジャマを着用した場合、横を向くとボタン部分が下になり肌を圧迫してしまいます。痛みを感じることもあるため、過度に装飾がついているパジャマはおすすめできません。

様々なデザインのパジャマがありますが、シンプルなものを選ぶとよいでしょう。

身体にちょうどよいサイズを選ぼう

サイズが大きいパジャマを選んでしまうと、寝返りを打ったときに布団に絡まったり、ねじれたりするため身体にちょうどよいサイズを選びましょう。
小さいサイズのパジャマは、ゆったりしたデザインでも窮屈に感じる部位が出てくる可能性があるため、おすすめできません。

適度にゆとりがあり、寝返りを打っても身体に巻き付いたり、ねじれたりしないサイズが適切です。




まとめ

伸びをする寝起きの女性

夜寝るとき、部屋着やパジャマを着用している人、下着や裸で寝ている人、様々ですが、健康上や防災などの観点から夜寝るときの服装は、パジャマがおすすめです。

パジャマには、汗を吸収したり体温を適切に保ったりする役割があるのに加え、入眠儀式の一環として活用できます。また、災害発生時に避難することを考えると、下着や裸よりも迅速に対応できます。

自分好みの素材やデザインを探して、寝るためだけに用意されたパジャマを着用して心地よい睡眠をとりましょう。




よくある質問

Q.寝るときのおすすめの服装は何ですか?

A.パジャマをおすすめしています。汗を吸収してくれること、体温を適切に保ってくれること、入眠儀式の一環として取り入れやすく、寝つきやすいためです。

Q.どのようなパジャマを選ぶとよいですか?

A.締めつけの少ないもの、ボタンや装飾のないものなどがよいでしょう。素材は、綿・麻・シルクなどが代表的です。季節に応じて通気性に優れた麻素材は夏、保温性の高い綿やシルクは冬など素材を使い分けるのもおすすめです。パジャマの選び方については「【寝つきが変わる?】寝るときにおすすめの格好と他のみんなの実態をご紹介」でも紹介していますので、併せてご確認ください。

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睡眠Dr. 編集部

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