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睡眠時無呼吸症候群(sas)

【関連性は?】睡眠時無呼吸症候群と頭痛の関係性について

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睡眠の質を上げる健康医療メディア睡眠Dr.の編集部です。いびき治療や睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治し方、睡眠の質を良くする方法、睡眠障害(不眠症、ショートスリーパー、ナルコレプシー、過眠症)についてなど、睡眠のエキスパート達によって執筆されるコンテンツは、医学的根拠に基づいて作成されています。

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頭痛の原因は睡眠時無呼吸症候群かも?


「朝起きたときに頭痛がする」「慢性的に頭痛があるが、特に朝が痛い」という方は、睡眠時無呼吸性頭痛の可能性があります。朝の数時間だけで頭痛が治まるからといって、放っておくと重大な病気につながる可能性もあるので注意が必要です。

睡眠時無呼吸性頭痛とは

睡眠時無呼吸症候群頭痛が原因で起こる頭痛のことです。
その症状は、朝起きたときに頭痛があり、その痛みは30分以内に消えることが多いとされていましたが、ここ最近は起床から4時間までの頭痛睡眠時無呼吸性頭痛の可能性があるとされています。また頭の両側が痛いという特徴もあります。

なぜ頭痛が起こるのか

睡眠時無呼吸性症候群により次のようなことが引き起こされるのが睡眠時無呼吸性頭痛の原因です。

  • ・夜間の低酸素血症
  • ・高炭酸ガス血症
  • ・脳血管拡張
  • ・不眠のストレス

睡眠時に無呼吸になることにより、肺が酸素を取り込むことが出来ず、血液中の酸素濃度が下がり「低酸素血症」となります。
「低酸素血症」により末梢血管が収縮し脳循環を含む中心血液量が増加すると、脳圧が上がり頭痛の原因となります。

また、酸素が取り込めずに血中の二酸化炭素濃度が高くなると「高炭酸ガス血症」や「脳血管拡張」により脳圧が上がることも頭痛の原因になります。

その他には、不眠ストレスによる自律神経の乱れも頭痛の原因になります。

どのようにして診断するのか

睡眠時無呼吸性頭痛を診断するためには、まず問診で症状を医師に伝えます。
特徴的な症状は、起床してから4時間までの間に頭痛があり、それ以降は消える事なので、その症状があれば問診で伝えましょう。
その他にも睡眠時のいびきや呼吸、日中の眠気や倦怠感など日常生活での体調をしっかりと医師に伝えることも睡眠時無呼吸性頭痛の診断をするうえで大事な要素となります。
症状により検査が必要と判断した場合には、自宅での簡易検査や1日入院による精密検査をして睡眠時無呼吸性症候群かどうかの診断をします。

睡眠時無呼吸症候群とは?


睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に無呼吸状態が繰り返される病気です。英語ではSleep Apnea Syndromeとなり、頭文字をとってSASと呼ばれています。「無呼吸」とは、10秒以上呼吸が止まった状態のことを指し、「無呼吸」が7時間の睡眠の間に30回以上あるか、1時間に5回以上あると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

「無呼吸」というと、息をしていないので死んでしまうような印象を持たれがちですが、睡眠時無呼吸症候群で死んでしまうことはほとんどありません。ただし無呼吸が続くことで体に負担がかかり、生活習慣病になる可能性が高くなったり、昼間の眠気のよる交通事故の原因になったりする恐ろしい病気なのです。

そんな睡眠時無呼吸症候群は、日本において潜在的な患者数が300万人とも言われており、私たちにとって身近な病気なのかもしれません。

なぜ睡眠時に呼吸が止まるのか

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は2つのタイプにわけることが出来ます。

  • ・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
  • ・中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

無呼吸症候群全体の約9割が閉塞性無呼吸症候群といわれており、次のようなことが原因となります。

  • ・肥満で首まわりに脂肪がある
  • ・あごが小さい
  • ・扁桃腺が大きい

これらによって、睡眠時に舌がのどを塞ぐなどの理由で、気道が狭くなったり、閉塞したりすることで無呼吸や低呼吸になります。

中枢性無呼吸症候群は、呼吸中枢から指令がこないことが原因で無呼吸になります。この場合は、気道が塞がっていない為「いびき」はかきません。

こんな症状ありませんか?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状は「いびき」や「睡眠時に呼吸が止まること」ですが、それ以外にも様々な症状があります。

  • ・いびき
  • ・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
  • ・睡眠時に呼吸が止まる
  • ・睡眠時に呼吸が乱れる
  • ・寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚める
  • ・寝汗をかく
  • ・朝起きたとき口が乾いている
  • ・朝起きたときに頭痛がする
  • ・熟睡感がない
  • ・朝、スッキリ起きられない
  • ・日中、急に強い眠気が襲ってくる
  • ・集中力・記憶力の低下
  • ・体が重く、疲労感がある

寝ている間のことは、自分では気づきにくいので、日中の症状を感じる方は、自分が寝ている時の様子を家族やパートナーに聞いてみて下さい。

こんな人は要注意

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、太っている人がなる印象があるかもしれませんが、実際には痩せていてもなる病気です。ここではSASになりやすい人の特徴をご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい見た目の特徴

  • ・首周りに脂肪がついている
  • ・首が短い
  • ・あごが小さくて二重あご
  • ・舌や下の付け根が大きい

痩せていたとしても、あごが小さい人は、あごを引いたときに気道を塞ぎやすく、睡眠時無呼吸症候群になりやすい傾向があります。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい生活習慣

  • ・お酒を飲む量が多い
  • ・タバコを吸っている
  • ・食べすぎ、太りすぎ
  • ・高血圧、糖尿病、高脂血症の症状がある

お酒を飲むと気道を広げる筋肉が緩み、気道を塞ぐことによって睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすくなります。

どのような検査をするのか?

「朝起きたときに頭痛がある人」や「日中に激しい眠気に襲われる人」または「家族から睡眠時の無呼吸を指摘された人」は、病院で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けた方が良いでしょう。

病院での検査方法は、まずは問診で自覚症状や生活状況などについて伝えます。自分では自覚しにくい夜のいびきについての情報も、家族などから聞いて医師に伝えた方が睡眠時無呼吸症候群の診断に役に立つます。

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、医療機関に1泊入院して行う終夜睡眠ポリグラフ検査という精密検査がありますが、ほとんどの場合が自宅でも出来る簡易検査になります。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査

自宅でも出来る検査機器を使って検査をします。手の指や鼻の下にセンサーを取り付け、1時間当たりの10秒以上の無呼吸・低呼吸の回数や、睡眠中の酸素濃度を測定します。
この検査のメリットは自宅で行うので、普段の睡眠に近い状態で検査することが出来ることです。

睡眠時無呼吸症候群は交通事故をおこしやすい


睡眠時無呼吸症候群の症状の一つに、昼間の強烈な眠気があります。車の運転中に、強烈な眠気に襲われると交通事故の原因になります。

睡眠時無呼吸症候群は、強烈な眠気だけでなく、運動能力を低下させることも明らかになっています。国土交通省の発表によると、睡眠時無呼吸症候群の人は、そうでない人に比べて、交通事故のリスクが2.4倍であることが示されています。
睡眠時無呼吸症候群による居眠り事故で特に多いのは次のような時です。

  • ・ひとりで運転中
  • ・高速道路や郊外の直線道路を走行中
  • ・渋滞で低速走行中

さらに重度の睡眠時無呼吸症候群患者の場合は、短期間に複数回の事故を引き起こすことが多いと言われています。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、すみやかに病院を受診し、重大な事故を引き起こさない為にも、車の運転などは控えましょう。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、治療してから運転をしなければいけません。

睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病


睡眠時無呼吸症候群は、様々な生活習慣病につながるリスクが高い病気です。治療せず、そのままにしておくと高血圧や糖尿病、心血管障害などと合併しやすいので注意が必要です。

高血圧

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が高血圧につながる可能性は非常に高いです。睡眠時無呼吸症候群患者の50%が高血圧を合併していると言われています。また高血圧患者の30%が睡眠時無呼吸症候群の合併がみられるという報告もされています。それほど睡眠時無呼吸症候群と高血圧の合併率は高いのです。

なぜ無呼吸が血圧を上げるのかについて説明します。
無呼吸状態から呼吸が再開される際に体は寝ていても、脳は覚醒状態になります。本来寝ている間は副交感神経が優位に働くのですが、寝ている間に覚醒することにより交感神経が優位に働き、血圧の上昇につながるのです。無呼吸が繰り返されることにより、全身は低酸素状態となるため、心臓や血管に大きな負担がかかってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群による高血圧は、知らない間に心筋梗塞や動脈硬化などの心疾患につながるので早めの治療が必要です。

糖尿病

イギリスの研究では、2型糖尿病患者における睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有病率は65%、アメリカでは77%という報告されており、睡眠時無呼吸症候群と糖尿病は非常に深い関係にあることが認められています。睡眠時無呼吸症候群自体も様々な病気につながる危険な病気ですが、糖尿病もまた様々な病気につながる病気であるため、しっかりと予防することが大切です。

睡眠の質が低下すると、交感神経が活性化したり、ストレスホルモンが過剰に分泌されたりし、結果としてインスリンが上手く働かず糖尿病につながるということがわかっています。

もう一つ注意しなければならないのは、睡眠時無呼吸症候群と糖尿病は同じ原因によって発症するということです。それは暴飲暴食による肥満です。食生活の乱れは糖尿病の原因になり、また肥満は、気道を塞ぎ睡眠時無呼吸症候群の原因となります。睡眠時無呼吸症候群と糖尿病はどちらが先に発症したのかわからない状態も多く、相互作用でさらに悪化する可能性があるため注意が必要です。

内臓脂肪肥満

肥満は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を悪化させる重要な因子ですが、特に内臓脂肪肥満はSASのリスクを高くします。内臓脂肪肥満とは、「隠れ肥満」と呼ばれ腸管などの内臓の周辺に脂肪がつき、おなかのあたりがポコッと出た状態です。やせ型や普通体系の人でも、ウエストがポコッとなったら要注意です。

おなかが肥満になっている人は、同時に上気道周辺にも脂肪が溜まっていることが多い為、気道を塞ぎやすく睡眠時無呼吸症候群になりやすいのです。

内臓脂肪肥満は、脂質異常や高血圧なども併発していることが多い為、SASになると心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患のリスクを高めてしまいます。

心血管障害

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心血管障害も関連が認められています。睡眠時無呼吸症候群により起こりやすくなる心血管障害には次のようなものがあります。

  • ・心臓病
  • ・不整脈
  • ・狭心症
  • ・心筋梗塞
  • ・心不全

睡眠時無呼吸症候群が心血管障害を引き起こす原因としては、高血圧から動脈硬化へと発展して心臓に対して悪影響を及ぼし心臓病のリスクを高くしてしまいます。
また無呼吸による低酸素状態も心血管障害のリスクを高くする原因の一つです。低酸素状態になると心臓は酸素を取り込むことに必死になり、急激に心拍数を上げます。本来は眠っていて、落ち着いているはずの心臓が、夜中に激しい運動をした状態になっています。このように夜中まで心臓がストレスにさらされることで負担がかかり心血管障害のリスクを引き上げてしまいます。

睡眠時無呼吸性頭痛にならないために


睡眠障害と頭痛(片頭痛・慢性的な頭痛を含む)は合併しやすい関係にあり、夜に何度も目が覚めることが多い場合や不眠の場合は、頭痛になりやすい傾向があります。その一方で睡眠を改善すれば頭痛も改善することもあるので、頭痛改善には睡眠の質を上げることが大切です。

「朝起きたときに頭痛がする」「慢性的に頭痛があるが、特に朝が痛い」という方は、睡眠時無呼吸性頭痛の可能性があります。その場合は睡眠時無呼吸を改善することが頭痛の軽減につながります。

日常生活で気をつけること

生活習慣の改善と適度な運動が大切です。とくに男性の場合は年齢とともに内臓脂肪がつきやすくなり、のどや首周りの筋肉が衰えてくるので注意が必要です。のどや首周りの筋肉は、呼吸するための重要な役割をもっており、その筋肉が衰えてしまうと気道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。

そうならない為にもウォーキングなどの適度な運動を行うこと、栄養バランスの良い食事、規則正しい生活習慣を心掛け、体重管理や健康管理を行いましょう。

喫煙も睡眠時無呼吸性症候群のリスクを高める要因の一つです。タバコの煙は気道周辺の炎症を引き起こし、この炎症が気道を狭くし睡眠時無呼吸症候群の原因となります。睡眠時無呼吸症候群の予防のためにも禁煙をしましょう。

太り過ぎに要注意

睡眠時無呼吸症候群の発症原因で代表的なものの一つは太り過ぎです。太り過ぎで肥満の人は、体だけでなく、のどの周りや下などにも脂肪がつき、それによって上気道を狭め、睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高くなります。
最近急に太った人や、20歳のときに比べ10キロ以上太った人は要注意です

太り過ぎによる睡眠時無呼吸症候群を予防するためには、肥満を解消しなければいけません。肥満の主な原因は「食べ過ぎ」と「運動不足」です。肥満解消のためにエネルギーの摂取量と消費量のバラ数を考えて、食事の工夫をしたり、軽い運動をしたりすることが大切です。

お酒の飲み過ぎに要注意

睡眠時無呼吸症候群の人は、飲酒により無呼吸の症状が重くなるため注意が必要です。アルコールは喉周辺の筋肉をゆるくします。そうなると気道が狭くなり、ひどい「いびき」をかいたり、無呼吸になったりします。

少量のアルコールは脳を落ち着かせ、多少寝つきが良くなるとされています。しかし大量にアルコールを摂取した場合、しばらくの間はアルコールを分解するときの酵素の影響で深い眠りにつくことが出来ますが、その反動で睡眠の後半は浅い眠りが続き、途中で目が覚めてしまうことが多くなります。その結果、質の良い睡眠をとることが出来ず睡眠時無呼吸症候群を悪化させることにつながります。
大量のアルコールの摂取は控えるのはもちろんのこと、就寝前の4時間はお酒を控えたほうが良いでしょう。

口呼吸に要注意

朝起きたときに、のどが渇いていたり、口が乾いていたりすると口呼吸をしている可能性があります。口呼吸は睡眠時無呼吸症候群を悪化させる原因の一つです。

本来は寝ている間、口呼吸よりも鼻呼吸の方が抵抗は少なく楽です。しかし、アレルギー性鼻炎など鼻の症状があり、鼻呼吸がしにくくなると、口呼吸になります。そうなると咽頭が狭くなったり、下の付け根が落ち込んだりするので無呼吸になりやすい状態になります。
普段から口呼吸をしている人は、普段から鼻呼吸の意識し、またマウステープなどのグッズを活用することで鼻呼吸を習慣化するようにしましょう。

まとめ

睡眠時無呼吸性頭痛は、睡眠時無呼吸症候群と関連性があり、生活習慣病などと合併しやすい病気です。
「朝起きたときに頭痛がする」「日中、強い眠気に襲われる」などの自覚症状や、家族やパートナーから「いびき」や「無呼吸」を指摘された場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。その場合は、速やかに病院で診察を受けましょう。

また「睡眠時無呼吸症候群」の原因は、運動不足や食生活の乱れなど生活習慣の乱れによるところも多いので、症状がある場合には生活習慣を見直し改善につなげていきましょう。

よくある質問

Q.睡眠時無呼吸症候群の初期症状は?

A.初期の自覚症状として多いのは日中の眠気です。寝ている間のいびきや無呼吸は自覚できないことが多いため日中に強い眠気や倦怠感などを感じる場合には睡眠時無呼吸症候群を疑い病院に行き医師に相談してみましょう。

Q.睡眠時無呼吸症候群の治療方法は?

A.「CPAP」「マウスピース」「手術」などの治療方法があります。「CPAP」とは、睡眠中に花に装着する呼吸装置で、鼻から常に空気を送り続けて気道が開いた状態をキープする治療方法です。
軽度の場合はマウスピースで下あごを上あごよりも前方に出すように固定することで気道を広くし、無呼吸やいびきを予防します。 また扁桃腺が大きい為に睡眠時無呼吸症候群になる場合には手術により、摘出することもあります。

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